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「ちょっとした用事を済ませるというイメージから、それだけではとどまらない、買い物をした後に公園に行っちゃおうかな…と思わせるような、そんなクルマなんですよ」と、新型タント広告に起用された工藤静香さんは話す。コンパクトなノーズが特徴的な新型タントは、最近発表された軽乗用車のなかでも、とくに「広々感」を実感することができるクルマのように感じる。これが、工藤さんが話す「公園に行っちゃおうかな…と思わせる」理由のひとつなのか。
最近では、ひと昔前のイメージを完全に脱却した軽乗用車。4輪市場のうちの3割が軽乗用車だと、山田社長も話す。そういえば、ホンダ・ライフの発表会の時も、福井社長が話していたっけ。そんな新生軽乗用車が続々登場するなか、これらクルマの紹介には「驚きの広さ」「優れた乗降性」「便利な収納」の文字が躍る。しかし我々の目も随分と肥えてきて、チョットやソットじゃ驚かなくなってきており、後発の新車には少し厳しい評価も出てこざるをえないといったところかもしれない。しかし、新型タントにはキャッチーなコピーだけではない、十分な広さと、そして気持ちよさを感じさせる広々感が実現されていた。
2,440mmというロングホイールベースは、2,000mmというマークIIやアリスト以上の室内長を生むが、1,330mmという室内高がとにかく広大な室内空間に大きく寄与しているといえそうだ。実際にオーバーヘッドネットと呼ばれる頭上収納スペースが作られていたが、狭さを感じるどころか、「これはいい!」と関心しきり。また、従来の軽乗用車やコンパクトカーにありがちな、太いAピラーによる視界のふさがれ感がないところも大きなポイントだ。運転席、もしくは助手席に座ってみると、頭上のゆとりに驚かされるが、それよりもクルマの中にいるとは思えないほどの(言いすぎかも?)視界のよさ、広がりが心地よい。発表会場は屋内であったが、これは外に出ればもっと体感することができるのではと期待が募る。床面地上高が600mmで、かつフラットであるため乗降性もかなりよい。もちろん、他社のベンチマークによってかよらぬか、シートアレンジも多彩であるうえ、便利さを追求したという収納スペースも十分にあり、期待を裏切ることはない。なかでも「フロアアンダーボックス」は、うっかり見逃してしまうほどのデッドスペースの活用で驚いてしまった。
工藤さんは「これが、ワンダフル・スモールなんですね」とも話したが、広さと便利さがもたらす余裕が、日常生活をより充実させてくれそうで、CMの母と子のふれあいがよりほのぼのと感じられる、そんなクルマが新型タントなのだと感じた。
11月27日より全国一斉発売。価格は99.8万円〜146.0万円まで10タイプを展開。 
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