NEW COMER '03年9月30日発表
SUZUKI WAGON R
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 初代ワゴンRが登場したのは‘93年9月のこと。大人4人がゆったり乗れて荷物もしっかり積める室内空間を確保したトールボーイ・スタイルの軽乗用車として大いに注目を浴びた。初代ワゴンRはまた、軽自動車として唯一「RJCニュー・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、数々の栄誉にも輝いたクルマだった。その後、’98年10月に誕生した2代目は、見事なまでに初代のコンセプトを継承し、正常進化したクルマだった。そして注目の新ワゴンRは、やはり初代から受け継いできたコンセプトを継承し、「ワゴンRらしさ」を磨いての登場となった。
 コンセプトが変わっていないことは、新型のスタイルを見れば一目瞭然だ。誰が見ても「ワゴンRだ!」とひと目でわかる背が高い、角形のトールボーイ・スタイル、そして「顔」もまたワゴンRそのもの。とはいえ同時に「結構大胆なスタイルになったな」と思ったのも事実。じつは、会場の片隅には初代、2代目、そして今回登場した新型ワゴンRが並べて展示されていたのだが、新型はとても大きく立派に見えるし、大胆だし、存在感もある。
 ラインアップは、標準車の「ワゴンR」と、専用エアロやディスチャージヘッドランプ、ローダウンサスなどでスポーティ・イメージを強調した「ワゴンR RR」の二本立てだが、標準車は端正でモダンな印象、そしてRRはより力強い存在感と、「ワルっぽい」印象が際立っている。
 新型はプラットフォームを一新している。このプラットフォームは、今後発売するスズキ軽自動車に順次採用していくもの。これにより乗り心地、静粛性、車体剛性、安全性、経済性などの基本性能も大きく引き上げられたという。まず衝突安全性能は、64km/hオフセット前面衝突に対応した軽量衝突吸収ボディ「TECT」をさらに進化させ、運転席・助手席ともJ-NCAPで軽トップクラスの性能を目指したほか、歩行者傷害軽減ボディも新採用された。安全装備では、スズキ初のラップアウタープリテンショナー(肩に加えて腰にかかるベルトを引き込む)や、EBD付きABS(スズキ軽初)、運転席&助手席エアバッグの全車標準化など、大幅に安全性を進化させた。また、新プラットフォームをベースに振動騒音対策を徹底して行なうことで、快適性を大きく引き上げたという。
 搭載されるパワーユニットは、ターボが3タイプ、NA が1タイプの全4タイプ。軽自動車初の直噴(DI)ターボは、4速AT車で19.0km/Lの低燃費で、超-低排出ガス認定を取得しグリーン税制に適合する。またNA・VVTエンジンもより低燃費(5MTで23.5km/L)に進化した。
 居住性・ユーティリティ面の進化も顕著だ。フロントシートは座り心地が大幅にアップしたほか、調整機能の充実により適切なドライビングポジションがとれるようになったのが印象的。リヤシートは足元スペースが広がり(寸法上、ニールームは+50mm)、ゆったりと座れるようになった。ラゲッジルームは、助手席の前倒しが簡単になり利便性を高めたほか、フロアがよりフラットになり使いやすくなった。もちろん、好評のダブルフォールディングリヤシートも踏襲する。このように、新ワゴンRは初代からのコンセプトを継承しながら確実に進化し、より魅力的なクルマへと生まれ変わった。
 スズキはこれまでの車両マークのデザインを社章へ統一し、新たなスタートを切った。この統一マークを最初にまとったのが、新ワゴンRだ。そういった意味でも、スズキの大いなる決意を感じるクルマである。新ワゴンRの価格は77.0万円(ワゴンR FA)〜151.2万円(ワゴンR RR RR-DI・4WD)。全国のスズキ販売店で販売。



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